行政書士佐藤秀樹事務所 Web編集部– Author –

行政書士 佐藤秀樹事務所のWeb編集部です。身近な街の法律家として、みなさまに分かりやすく情報をお届けします。
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相続開始
被相続人(亡くなった方)が死亡した瞬間に、法律上、自動的に相続が始まることを指します。特別な手続きや届け出をしなくても、死亡の事実によって相続は開始されます。 この「相続開始」の時点が、相続に関する様々な手続きの基準日となります。例えば、... -
相続人
被相続人(亡くなった方)の財産や権利、義務(借金など)を法律上引き継ぐ権利を持つ人のことです。 誰が相続人になるかは、まず遺言書の有無によって変わります。遺言書で指定されている場合は、その人が相続人(または受遺者)となります。遺言書がない... -
被相続人
亡くなった方で、ご自身の財産(遺産)や権利、義務(借金など)を相続によって遺す側の人のことを指します。相続の手続きは、この「被相続人」の死亡によって開始されます。 相続手続きにおいては、まず誰が被相続人であるかを確定し、その方の出生から死... -
相続
人が亡くなったときに、その人が持っていた財産や権利、そして義務(借金など)を、法律で定められた人(相続人)が引き継ぐことをいいます。「被相続人」が亡くなった瞬間に、自動的に開始されます。 相続の対象となるのは、不動産や預貯金などのプラスの... -
寄与分
共同相続人の中に、被相続人の財産の維持または増加について、通常期待される程度を超えて特別な貢献(寄与)をした人がいる場合に、その貢献度に応じて相続分を増やす制度のことです。相続人間の公平を図るために設けられています。 例えば、長年にわたり... -
限定承認
相続人が、被相続人から引き継いだプラスの財産(預貯金、不動産など)の範囲内でだけ、マイナスの財産(借金、ローンなど)を弁済するという条件付きで相続する方法です。家庭裁判所に申述して認められる必要があります。 借金の総額が不明な場合や、プラ... -
相続放棄
相続人が、被相続人のプラスの財産(預貯金、不動産など)もマイナスの財産(借金、ローンなど)も、すべて引き継がないことを選択する手続きです。家庭裁判所に申述し、受理されることで効力が生じます。 相続放棄をすると、その人は初めから相続人でなか... -
遺留分
兄弟姉妹以外の法定相続人(配偶者、子、親など)に、法律上最低限保障されている遺産の取り分のことです。 遺言によって特定の相続人や第三者に多くの財産が遺贈・贈与された場合でも、遺留分を持つ相続人は、自身の遺留分に相当する金額を請求することが... -
遺言(自筆証書、公正証書)
遺言とは、自分の死後の財産の分け方などについて、生前に意思表示しておくことです。主に「自筆証書遺言」と「公正証書遺言」の形式があります。 自筆証書遺言は、全文・日付・氏名を自分で書き、押印して作成します。手軽に作成できますが、形式不備で無... -
代襲相続
本来、相続人となるはずだった子や兄弟姉妹が、相続開始時(被相続人の死亡時)よりも前に亡くなっていたり、相続欠格・廃除により相続権を失っていたりする場合に、その人の子(被相続人から見て孫や甥・姪)が代わりに相続する制度のことです。 例えば、...